35歳の爽(さやか)は、夫とふたり暮らし。結婚して10年経つが子作りをしない夫に、爽は「子供が欲しい」という本心を打ち明けられずにいた。そんな爽の気持ちを晴らしてくれるのは、年下の友人・瑠衣(るい)と行きつけのバーで語りながら飲む時間。瑠衣の勧めで、夫に本音を打ち明けた爽は…。1話目から、衝撃の展開が待ち受ける――!! 全員裏切り者の、ジェットコースター・ラブサスペンス。(引用元:まんが王国)
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「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」の全話ネタバレ&見どころを紹介!
この漫画は新川優愛主演でドラマ化が決まり、話題を呼んでいる作品です。
登場人物それぞれに辛い過去があり、それを隠しながら嘘つきながら生きている、自分の周りにもありうると思ってしまう設定が妙にハマります。
いつになったら主人公・爽は幸せになれるの?ともどかしくなる、ハラハラドキドキのラブサスペンス。
ここでは、「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」各話のネタバレを見どころと共に紹介します。
※絵付きのネタバレが見たい方は、こちらの記事を参考にどうぞ。
「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」1話〜最新話(最終回)までのネタバレ一覧
1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
11話 | 12話 | 13話 | 14話 | 15話 |
16話 | 17話 | 18話 | 19話 | 20話 |
21話 | 22話 | 23話 | 24話 | 25話 |
26話 | 27話 | 28話 | 29話 | 30話 |
31話 | 32話 | 33話 | 34話 | 35話 |
36話 | 37話 | 38話 | 39話 | 40話 |
第1話 憧れ夫婦の裏の顔
35歳、女性ファッション誌の編集部に務める爽(さやか)。【ドラマキャスト:新川優愛】
広告代理店の旦那カズ【ドラマキャスト:小池徹平】と結婚して10年。
口では「爽のことを考えて」と言って、ゴムをつけるカズ。
爽は子供が欲しいのに、予防線を張るようで萎えると行きつけのバーで後輩のと瑠衣【ドラマキャスト:中村ゆりか】と語ります。
瑠衣に背中を押された爽は、カズに「子供が欲しい」と伝えます。
「ごめん…俺子供は欲しくないんだよ…」
カズからは信じられない言葉が返ってきました。
一度は家を飛び出して、瑠衣のところに戻る爽でしたが、
”うちらはうちらのペースでこれからも仲良くやっていこう”
と思ってもないメッセージを送るのでした。
一方で家に着いた瑠衣の部屋には、なんとカズがいたのです!!!!
第2話 カズの不審な言動と瑠衣の裏の顔
「さーちゃんは子供が欲しいから俺と結婚したの?」
カズはそんなずるいセリフを吐きました。
そこに耐えれなくなった爽は家を飛び出します。
爽を追いかけるかと思ったカズはなんと、とんでもない相手に連絡をして家を出るのでした。
爽が帰ってきた家にもちろんカズはいません。
その頃カズがいたのは、瑠衣の家…。
瑠衣は爽から来た、話を聞いてもらったお礼メッセージを見て鼻で笑うのでした。
ある日、仕事かえりに食事をしたカズと爽。
「いつも行ってるチートン?今度連れてってよ」
断る爽でしたが、店の名前も教えたことないのに知ってるカズに不信感を覚えるのでした…
第3話 爽の過去
母親に愛された記憶のない爽が、1つだけ思い出した口癖がありました。
「結婚する前は両目開いて、結婚したら片目閉じなさい」
昨日見つけたGPSが気になってしょうがない爽。
そんなことを思いながら、友達の若菜のところに相談に行きます。
「…黒だね」ときっぱりいう若菜。
その夜も疲れたからといって話をしてくれないカズのことが心配になり、
爽は翌日カズの会社に電話してしまいます。
そしてその夜ついに爽は
「私になにか隠してることない?」
GPSを見せて問い詰める爽に、カズは真顔で言い返してきます。
これまで遠慮してお互い言い合ったことのない二人は大げんか。
しかしそのGPSを仕掛けたのは、なんと瑠衣だったのです・・・
第4話 不倫してる方は意識がない…
仕事かえりに同僚の優希と焼肉にいくことになった爽は、
「不倫ってどう思う?」
とストレートに聞くと、飲んでいた水を吹き出す優希。
不倫をしていることがばれた優希はとんでもないことを言い出します。
「してる方って、あんまそういう意識してないよ」
食事も終わり、不倫相手の所に帰っていく優希を、あろうことか瑠衣が見つけ…
翌朝、編集部の人しか知らないはずのメールアドレスに優希と局長の浮気現場の写真が。
その犯人として優希は爽を疑います。
優希から着拒もされ、爽はどうしようもない気持ちをカズに救ってもらうのでした。
翌日、電話で若菜と話していると、
爽が生まれて初めて本気で好きになった秋山【ドラマキャスト:町田啓太】を見かけたと聞くのでした…
第5話 爽が指輪をつけてない本当の理由
「彼とお母さん、どっちが大事?」
爽は高校生の頃から、お母さんから曲がった愛情を受けていたのです。
その母は、認知症で施設に入っており、カズには黙ってそのお見舞いに爽が行きます。
あろうことかその休日、カズは家に瑠衣を連れ込んでいたのです。
翌日、優希が会社をやめたことを知ります。
と同時にトラブルが起き、撮影予定だったお店が使えなくなります。
なんと代わりに抑えたお店が、秋山がオーナーの店だと爽はすぐに気づき…
爽がいつも綺麗にして女を維持して、結婚指輪をつけていない理由、
それは秋山にいつかどこかで会えるんじゃないかという期待からだったのです。
爽はカズに、嘘をついていたのです・・・
第6話 秋山との再会「おまえって呼ばないで」
再会を果たした爽と秋山。
久々に会う秋山の第一声は「おまえ、老けたな」でした。
元々定食屋をしていたお店は、父親が亡くなってからイタリアンに改装し秋山が店長として営業をしていたのです。
撮影が終わった後、薬指の指輪を見て「結婚したんだね」という爽に
「おまえもな」と秋山は返します。
その夜、チートンでは”元彼に遭遇し動揺している爽”の話題で持ちきり。
瑠衣は「結婚したら他の人にときめいちゃいけないなんて法律はない」と爽を転がします。
翌日、爽は秋山からの突然の着信に動揺します。
「おまえさー、これから店来れる?」
心が揺らぐ爽が絞り出した言葉は、「だから、おまえって呼ばないでよ…」
”おまえ”って呼ぶのは秋山だけ・・・そう爽は思うのでした。
第7話 瑠衣とカズの出会い
半年前の雨の日、一人で歩いていたカズは、たまたまカップルの喧嘩を目撃。
泣いてしゃがみ混んでいる女性が瑠衣だったのです。
次の日、落としていった携帯に瑠衣から着信が入り、二人はバーで待ち合わせます。
2人ともお酒が回ってきたころ、瑠衣は言いました。
「荻野さんって、結婚してるでしょう。」
瑠衣は、カウンターの下でカズの手を握り上目遣いで続けます。
現代に戻って爽は、昨夜の出来事を思い出します。
結局忘れたマフラーを取りに行くことを口実に秋山の店に行きます。
秋山は、爽の好きだったきのこパスタを作り、思い出話に花が咲くのでした。
飲み足りないからチートンに行かないかと瑠衣に電話をしますが
定休日だったため、瑠衣は爽を自宅に誘います。
手土産に、記念日に旦那が買ってきてくれたケーキの残りを持っていきます。
次の日チートンで瑠衣が「旦那さんが出会った記念日に買ってきてくれた」と。
この時、爽は気づきます。
瑠衣には「記念日」としか言っていない…瑠衣からする妙に落ち着く香りに。
第8話 匂いで勘づく爽、ついに浮気現場を…
爽は少しずつ気づいているものの、頭が追いつきません。
瑠衣が出会った記念日のことを知っていた。
カズがチートンの名前を知っていた。
爽が瑠衣について改めて思い出してみると、5歳年下で30歳ということぐらいしか知らない。
爽は家に帰り、ベッドに入っているカズの匂いを確かめるように嗅ぐのでした。
相変わらず瑠衣とカズは一緒にいます。
一方、早退した結から爽が引き継いだ仕事は、秋山の店への届け物でした。
爽を見るなり、有無を言わさず新メニューを試食させる秋山。
「誰も信じないで愛想笑いしているぐらいなら、思った通りにすればいい」
との秋山の言葉に背中を押され、ついに瑠衣とカズの関係を見る決意をします。
瑠衣の家のドアが開き、玄関先でキスをしている二人はカズと瑠衣だったのです。
その光景に気持ちが追いつかず、爽が立ち上がれなくなってしまったのでした…
第9話 心の浮気と体の浮気、どっちが罪?
カズと瑠衣の浮気現場を目撃してしまってから、爽は仕事を休んで若菜の家に。
瑠衣だけは絶対に許せないとボロボロ泣く爽を見て、若菜はちゃんと証拠を集めたほうがいいとアドバイス。
そんな時、会社の後輩寺嶋【ドラマキャスト:神尾楓珠】から爽を心配したメッセージが届きます。
その日の夜、寺嶋はチートンの前にいました。
爽は「仕事を休んだ事を心配して来た」と話す寺嶋の気持ちを勘ぐってしまうのでした。
寺嶋と別れた帰り道、後ろから瑠衣の呼ぶ声が聞こえます。
爽は溢れてくる怒りに冷静な振りをして、
「かわいい声して近寄ったんだ、私にも、旦那にも。まんまと騙されたよ」
黙って聞いていた瑠衣は、
「そんなんだから旦那が外で女作るんですよ」と笑いだします。
爽は頭にきて、思わず右手で瑠衣の襟元を掴みます。
涙を流す爽に向かって、瑠衣は冷めた表情で
「心の浮気と身体の浮気、どっちが罪なんですか」と吐き捨てるのでした…
第10話 いつもこのタイミングで秋山
瑠衣の前から走り去った爽は、“母親が風邪を引いたからしばらく実家に戻る”とカズに連絡をします。
父に捨てられた母親のようにはなりたくなくて、爽は強がっていました。
タイミングよく酔っている秋山から着信があり、店に行くと秋山の奥さんがいました。
名刺を渡し事情を話すと、駅前で飲んでいると思うから直接届けてほしいと言われます。
そのころ、カズに瑠衣から別れのメッセージが。
カズは電話をかけますが、瑠衣はその携帯を見つめるだけでした。
一方秋山の元に駆けつけた爽は帰り道、爽の父の事、母の事、秋山の奥さんの事を話します。
その表情を見た秋山は、「おまえ、しんどい時笑うやつじゃなかったじゃん」と言います。
カズと瑠衣のことを思い出して泣き出す爽に、
「嫌なことがあったら文句を言ったり、泣いているほうがおまえらしい」と秋山は励まします。
”おまえらしい”という言葉を聞いて、自分とカズと向き合わなければならないと決心するのでした。
第11話 カズに子ども???
”大事な人は普通一人だ”とカズに返す瑠衣。
”最後でもいいなら”という条件で2人は瑠衣の家に。
その時若菜は、爽の結婚式当日の事を思い出します。
トイレでたまたまゲストの二人組が「カズの手癖が悪いこと」を噂しているのを聞いてしまいます。
そのうちの一人は優希だったのです。
優希に聞いたある話を、幸せそうな爽を見て言うことができなかったのでした。
家に帰った爽は回りくどい言い方が嫌いなカズに、
「カズ君、浮気してるよね」
誤魔化そうとするカズに瑠衣と自分が飲んでいる写真を見せつけます。
それでもごまかすカズに冷静でいられなくなった爽は、浮気現場をこの目で見たんだと叫びます。
次の日、泣きはらした目で仕事に行く爽に瑠衣は、
「いいこと教えてあげましょうか?」
「あの人、子供いますよ」
第12話 カズの驚愕の過去
カズはテーブルの上にある爽からの手紙を見て考えます。
躾として手をあげる父に従う母が大嫌いで、カズは自力で人生を切り開いてきました。
父と同じ大学には行かず、自分の選んだ大学にトップで合格し、父の会社の親会社に入社して、家を出ました。
そんなある日、父の都合でお見合いした女性と結婚することに…
結婚してからもカズは、母親のような言いなりの弥生に冷たくあたり、いろんな女と夜遊びをするのでした。
そんな中、カズと弥生の間に子供が。
しかし、帰りの遅いカズに母親は探偵を使って調べさせ…
何もかもうんざりしたカズは、離婚届を置いて家族も仕事も全て捨て家を出たのでした。
その数年後に、カズは爽に出会います。
親の話を避けるところ、仕事第一で子供を欲しがらない爽が好都合だったのです。
爽が、子供を欲しがってくるまでは・・・
カズは爽の手紙を握りしめ、ただただうな垂れるのでした。
第13話 瑠衣の協力者は誰?
時は1日前にさかのぼります。
爽はカズに子供がいるなんて、受け入れたくありません。
瑠衣が自分を動揺させるために言っているんだと言い聞かせます。
そんな時、若菜が職場の近くにいることがわかり会うことに。
そこで瑠衣から“カズに子供がいる”と聞いたことを話します。
未だに信じない爽に、若菜も爽の結婚式の日にその事実を知ったことを打ち明けます。
「さすがにこれは、言ってほしかったわ…」
そういう爽の目には大粒の涙が。
一通り冷静になった後、爽は置手紙を書いて家を出るのでした。
家を出た爽は、チートンの前で龍と鉢合わせます。
爽の目の腫れを見たら龍も見ない振りできず話を聞くのでした。
「どんな結果になっても、幸せだった時間は嘘じゃない」
正解だったはずだと励ます龍に、また爽は涙するのでした。
瑠衣はカズと会って話した後、誰かに状況を確認しており、
相手からは”時間の問題”と返信が来ます。
「そのまま続けて居場所なくなるまで追い込んで」
瑠衣は、冷酷な表情でそう返信するのでした。
第14話 みんな裏切り者
爽が母親が入院しているクリニックに面会に行くと、ベットで拘束されていました。
「あんたのせいでお父さんはいなくなった」そう言い放つ母親に、爽は心の中で語りかけます。
”私結婚したけど、もう別れるんだ。こないだねお母さんみたいに暴れちゃったよ”
その日の夜、LINEに新しく登録された秋山からメッセージが届きます。
タイミングのいい秋山に、爽は少しだけ元気を取り戻します。
度重なるミスで、少し頭を冷やすように言われる爽。
落ち込んだ帰り道に、またタイミングよく秋山からLINEが届き、飲みに誘われます。
秋山と飲んでいる時に、爽の母親が入院する病院から電話が入ります。
母は、ストールで自殺を謀っていました。
ショックを受け震える爽の手を握り、秋山は一緒に病院に。
場面は戻り、爽の名前を使い撮影のキャンセルのメールを送ったのは、なんと結だったのです。
“どうして、私が信じた人はみんな私を裏切るの”
これはまだ序章に過ぎないことを爽は知る由もなかったのです・・・
第15話 爽壊れる、もしかして妊娠?
爽と秋山は鎮痛剤で眠っている母を見て、病院に迷惑をかけたことを謝罪し後にします。
その後、二人は海へ行くのでした。
そんな時カズから、”謝罪と爽のことが必要だ”というメッセージが。
ここ数日の出来事がフラッシュバックし、爽は冷静でいることができず携帯を海に投げ捨てます。
投げた携帯を拾って秋山は「これがなきゃどうやっておまえに連絡するんだ」
高校時代にさかのぼり、秋山と爽は将来の二人の子供の名前を考えています。
二人で見た蛍が綺麗だったから、蛍がいい。
そんな幸せな爽に母は、“秋山を選ぶなら自分は死ぬ”と言うのです。
そして爽は、泣きながら秋山に別れを告げたのでした。
現代に戻り、タクシーで帰宅中の秋山と爽。
途中で爽の気分が悪くなりタクシーを降ります。
そして家には、妊娠検査薬が・・・
第16話 けいた=蛍太
「恋に焦がれて泣く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす」
“声をあげた蝉と、声を殺した蛍、どっちが罪深いのか”
カズは爽に電話をするも、着信拒否されているのでつながりません。
その頃、爽は一人で買い物をしていると男の子がぶつかってきます。
なんとその男の子はけいたと言って、秋山の息子だったのです。
“忘れるところだった、秋山は夫なんだ”
その後、トイレで妊娠検査薬を見つめる爽。
もう2か月生理が来ていません。
しかし結果は陰性でした。なのに、よかった〜と思う爽。
カズと向き合う覚悟を決めた爽は、着信拒否設定を解除します。
そのころ秋山は、息子の帽子に記入された名前を見つめます。
けいたのフルネームは、「秋山蛍太」。
子供に名前をつけるなら、蛍がいいと言っていたあの日…。
蝉のように声を上げたカズと瑠衣、蛍のように声を殺した秋山と爽。
果たしてどちらが罪深いのか・・・?
第17話 離婚届…そして黒幕が動き出す
ため息をつきながら通勤する爽を見て、瑠衣は協力者に電話します。
会社に着いた爽は、まだ終わっていない会議の資料を頼りにしている結に任せることにしたのでした。
その夜、カズと爽は行きつけの店で待ち合わせ。
「痩せたね」というカズに、爽は「つわりがひどい」と返します。
もちろんそれは嘘でしたが、その時のカズの表情を見て爽は離婚届を差し出します。
そしてカズに子供がいることを知っていること、もう子どもはいらないと思っていることを淡々と伝えるのでした。
「それは違う、瑠衣の事は」
とっさににカズの口から出た“瑠衣”に、まだカズと瑠衣が繋がっていることに気付きます。
「浮気じゃなくなったんだ。」
次の日の送別会で、爽は泥酔してしまいます。
目を覚ました爽は、ホテルのベッドで一人下着姿。
泥酔して寺嶋と一緒にホテルに入ったことを思い出し、ゾッとします。
そのころ結は、爽と寺嶋がホテルに入る写真を。
その写真を受信したのは、そうあの人だったのです…
第18話 寺嶋と結、ふたりは協力者
爽が出勤すると、壁一面に爽と寺嶋の写真が貼り出されていました。
責任を取って仕事を辞めるという爽に、編集長はしばらく休暇を取るように指示。
その帰り道、優希からの着信が入ります。
以前のメール事件も爽じゃないとわかっていながら八つ当たりしたことを謝罪。
そして爽は「カズが最初に結婚していた時、姉と不倫していた」と信じたくない事実を聞くことに。
”会社に言えばいいのに、不倫されてボロボロって”
向かいのホームには、寺嶋が撮影した爽の写真を持って微笑む瑠衣が立っていました。
一方、ホテルのベッドの上で会話しているのは寺嶋と結。
二人はグルで爽に薬を盛っていたのです。
自宅の風呂の中でワインを飲みながら、
もうどうでもいいと浴槽で目を閉じる爽を
「このバカ!!!」
そこにいたのは、爽と同じぐらい涙を流す若菜だったのです。
第19話 瑠衣の正体が明らかに!
高校生時代、若菜が自分のことを「ブス」と笑わす姿を見て、そんなことないと励ます爽。
若菜は爽が取っ付きづらいと思っていたが、二人はこれをきっかけに親友に。
現代に戻り、若菜は爽に一連の流れを聞き、瑠衣の執着心に違和感を覚えます。
全て仕組まれていて、ほかの目的があるのではと考える爽と若菜。
その日の深夜、瑠衣は爽と名乗って爽の母がいる病室に…
一方、チートンでは龍が未来に事情を話します。
半年ほど前の雨の日、不審な寺嶋と瑠衣のやりとりを目撃していました。
談笑する寺嶋と瑠衣、次の瞬間 瑠衣は寺嶋に突き飛ばされ、寺嶋は笑いながら去ったのです。
その頃、爽はカズに電話をかけ確信します。
「気をつけた方がいい、あの子は私と知り合った後に意図的に近づいてる。」
爽と若菜は出身校へ行き、取材と偽って卒業アルバムを探します。
瑠衣が黒く塗りつぶしていたのは”秋山瑠衣”、昔一度だけ見た女の子の姿でした。
そのころ、秋山の店に瑠衣が訪れます。
「久しぶり、お兄ちゃん。」驚く秋山に、瑠衣は笑顔で話しかけるのでした。
第20話 瑠衣は秋山の大事な妹
爽は混乱しながらも、昔秋山の父の店に女の子がいたことを若菜に説明します。
”嘘だ、嘘だ、嘘だ”
爽の脳裏に、今までの瑠衣の行動が次々と浮かんできます。
写真の女の子は、顔も手の傷も今の瑠衣と違い、本当に本人なのかは不確定です。
どちらにしろ、秋山とは一度話した方が良いと若菜は爽に言い聞かせます。
秋山の店では、秋山の妻美和子が瑠衣と鉢合わせてしまいます。
美和子は、瑠衣を見るなり蛍太の幼稚園まで走って向かい、震えながらも蛍太を強く抱きしめるのでした。
優希の不倫現場を撮ったのは瑠衣で、メーリングリストに送ったのは寺嶋。
撮影の店が使えなくなり、秋山の店が代わりに使われたのも、秋山と爽を2人きりにしたのも、寺嶋と結が仕組んだこと。
これまでのことも明らかとなっていきます。
爽の”秋山瑠衣って知ってる?”というメッセージに、秋山から返信が届きます。
「瑠衣は、秋山にとって大事な妹だ」と言うことが書かれていました。
そんな瑠衣は、寺嶋に「なんでそこまで?」と聞かれると
「私の人生を踏み潰して、今ものうのうと生きているからよ」
瑠衣は冷たい表情で笑うのでした。
第21話 寺嶋の正体…
瑠衣は秋山の義理の妹。
これ以上失うものがない爽は、泣くのをやめると決心します。
まず爽が向かったのは、優希のところでした。
そこで優希は、爽の友達を名乗る女に、カズの子供について口止めされていたことを知ります。
それは紛れもなく、瑠衣だと確信します。
爽は、カズに連絡をしマンションに戻り向き合うことに。
全てを聞き、絶句するカズ。
瑠衣の目的は私と話す爽に、カズに「まだ秋山のことが好きなのか」と尋ねられ「大事だ」と。
カズと結婚した以上、それ以外の人には触れないことが爽の正義。
瑠衣の協力者の寺嶋の存在を明かすと、カズは寺嶋の下の名前を尋ねます。
名前を知ったカズは「東 睦月。別れた嫁の弟だ…」
その頃、寺嶋と瑠衣は一緒に過ごしています。
爽達夫婦を完全に壊した2人でしたが、もちろん寺嶋はまだ満足していません。
「ゾクゾクする、あいつも全てを失うなんて」寺嶋は冷たい表情で笑います。
第22話 睦月の復讐
カズの携帯に見知らぬ番号から電話が入ります。
「久しぶり、お義兄さん。俺のこと覚えてる?」その相手は睦月。
睦月の目的は、カズに復讐することでした。
瑠衣はカズに、睦月は爽に近づくことで、お互いの目的を果たそうとしていたのです。
瑠衣と睦月、自分を苦しめる敵がわかれば瑠衣のマンションに行って宣戦布告!
瑠衣は、去っていく爽の靴音を聴きながら、馬鹿にしたような表情で笑うのでした。
睦月は幼い時、年の離れた姉・弥生の結婚を嫌がりました。
しばらくして、弥生に子供が生まれました。
駿と名付けられた甥っ子を、睦月は弟のように可愛がります。
しかし数年後「むっちゃんごめん。駿のことおねがい」というメモだけ残して、弥生は亡くなりました。
現代に戻りカズは、弥生の墓の前にいました。
「自殺したよ あんたに捨てられたあとに」
カズの背後には、カズにナイフを向ける睦月の姿がありました。
そんな時、「カズくん!!」爽が息をきらしながら駆け付けるのでした。
第23話 爽とカズの決断
睦月は弥生が父にあてた手紙を、さやかに読むよう要求します。
中身は、弥生が大学の頃からカズのことを一方的に好きだったこと。
父の会社に入社したカズに、最初で最後のお願いでお見合いをしてもらったという内容でした。
カズと離婚した後、親と絶縁状態で家を出て、子どもの駿を育て、数年後に命を断ちます。
話を聞いた爽は、”自分たちの結婚のせい?”と気がつきます。
「返せ姉ちゃんを、駿の人生を」そう言ってカズに襲いかかる睦月。
なんと、爽はカズを守り傷つきます。
爽は睦月にこう言います。
「全部瑠衣に言われてやったんでしょう、寺嶋君をこうしてしまったのは私のせい」
爽と仕事をしていく中で、姉と重ねて見えていた睦月。
「お姉さんを助けてあげられなかった自分を、もう許してあげて・・・」
爽のそんな言葉が、姉から言われたように聞こえた睦月は、それ以上危害を加えないまま去るでした。
そして残された二人が出した決断は、
「さーちゃん、愛してるから俺と別れてください」
二人は夫婦として終わることにしました。
帰るとマンションで「お前と話に来た」と爽に言う秋山。
第24話 白衣の男性の正体は?
秋山を家にあげた爽は、離婚することになったと説明。
離婚の原因となった瑠衣のことを秋山が謝罪します。
瑠衣は秋山の父親の再婚相手の娘だったが、秋山を男として求めていました。
瑠衣の傷は、前の父親による虐待の傷だと。
瑠衣の母と秋山の父は、二人が高校生の時に離婚していました。
そんな時、何も知らない爽が隣で笑っているのが秋山の支えだったのです。
“秋山を必要としていた時に独り占めしたから?何十年も根に持って、私の全てを奪ったの?”
一方、瑠衣は”先生”と呼ばれる男性のところに行き、嬉しそうに話します。
「似たんじゃない?クソババアに」
なんと、瑠衣を虐待していたのは父ではなく、母親だったのです…
瑠衣は、母親そっくりになった一方で、爽は母親みたいにはなりたくなかった。
「親に虐待された可哀想な子は、何をしても許されるの?」
涙ながらに爽は秋山に訴えるのでした…
第25話 宣戦布告!”潰せるもんなら、潰してみれば”
瑠衣はカーテン越しに爽の母に話しかけます。
「ねぇお母さん、早く別の世界に行こう。生きてるの辛いでしょう?」
母は、姿の見えない相手を爽だと思い込んでいますが、
そう言いながら瑠衣は笑っているのでした。
カズは、年末に離婚届を出しました。
睦月の書いた記事は世間に出され、
今度は妻を守るために2人で住んだマンションを爽に残し、カズは姿を消しました。
爽が仕事復帰すると、週刊誌の部署へ異動を告げられます。
結は自分のした事を全て話し辞職し、一通の手紙を爽に残しました。
その中にはそうに対する謝罪と、瑠衣が爽の母親を監視していることが書かれていました。
爽は編集長のツテで、急いで母を転院させたのでした。
母の自殺未遂や、意味不明な言葉が瑠衣の仕業であったことに気づきます。
転院先に行くタクシーの中で、母親の手握りながら瑠衣にメッセージを送ります。
”潰せるもんなら、潰してみたら?”
爽は全てを母親のせいにするような、弱い女にはなりたくない。
怒りを抑えて、力強くそう思うのでした。
第26話 歯止めがかからない瑠衣…巻き込まれる睦月
このことをきっかけに、若菜にも母親のことを話すことに。
瑠衣が夜中に病室で、母親に声をかけたと推測する爽に、絶句する若菜でした。
翌日爽が新しい部署に行くと、前の部署とは一転し男性だらけ。
一方、寺嶋と瑠衣は抱き合っていました。
カズへの復讐は済んだからこれで終わりにしたいという寺嶋を、瑠衣は許すわけがありません。
瑠衣は、「寺嶋にまだやって欲しい事がある」と言います。
若菜が休日に娘の恵那とキャラクターショーに行くと、家族で過ごす秋山の姿がありました。
このタイミングでと思いながら、若菜は秋山に声をかけます。
気を使って美和子は蛍太と少し離れます。
2人の話題は爽になり、瑠衣が許せないという若菜。
自分しか味方のいない瑠衣を、憎む事ができない秋山。
瑠衣が化け物になっていく脅威から目をそらし、恐れていました。
知らないことが多すぎた秋山は、若菜に全部話してくれるように頼みます。
子どもたちを見ていた美和子は、蛍太の姿がないことに気づき、近くを探しますが見つかりません。
なんと男子トイレで声をかけ連れ出し、蛍太の頭を撫でるその人物は睦月でした。
瑠衣からの指示、それは”どんな手を使ってでも蛍太を連れてくる”だったのです。
第27話 美和子はどろぼう??
蛍太の誘拐の犯人が瑠衣だったら、秋山は壊れてしまうと若菜は訴えます。
その後、秋山が瑠衣の部屋の前に行くと、不動産屋が作業中でした。
爽もかけつけ2人で慌てて部屋を除くと、空っぽだったのです。
蛍太の名前を呼び崩れる秋山に、警察から電話が入ります。
蛍太に誰が連れてきたのか聞くと「おにいちゃん」と答えます。
そして蛍太は爽を見て「ソフトクリームのお姉ちゃん」と。
一方、秋山の店で美和子が若菜と恵那に飲み物とクッキーを出します。
爽と秋山が付き合っていた事実を伺う美和子に、言葉を詰まらせる若菜。
20年近く前の事だとフォローするも、美和子の表情は曇っていました。
爽とわかれた秋山は蛍太と家に帰るなり、美和子が蛍太を抱きしめます。
帰り際、恵那が自分のせいで蛍太がはぐれたと思っており、美和子に謝ります。
すると美和子は「そうだよ恵那ちゃんが悪いんだよ、後恵那ちゃんのママもね。」
無表情で話す美和子に、恵那は青ざめてしまいます。
その日の夜、美和子に見知らぬ番号から電話が入ります。
「けいちゃん可愛かった、いろいろ教えといてあげましたからね」
この声は瑠衣で、美和子は口を抑えて震えることしかできませんでした…
「今日は誰と一緒にいたのか」と聞くと、蛍太は「ママは、どろぼうさんなの?」
その返しに、美和子は驚くことしかできませんでした…
第28話 ソフトクリームのお姉ちゃんが本当のママ?
瑠衣は、“白衣の先生”に膝枕をしてもらい、上機嫌。
翌朝秋山が起床すると、美和子と蛍太はいませんでした。
美和子からはしばらく実家に帰るとメッセージが入っており、電話もつながりません。
美和子は何をしてくるかわからない瑠衣を恐れ、遠くへ逃げようとしていました。
爽は同期の守屋の手伝いにスタジオに行くよう支持されます。
爽のことを”元萩野”と呼ぶ、ふざけた守屋に腹を立てながらも仕事に戻るのでした。
仕事が終わって携帯を見ると、秋山から21件もの着信が。
心配になった爽は、秋山の店の様子を見に行きます。
店を閉めた後、落ち着いて話をする2人。
秋山にとって、家族も、瑠衣のことも大切なのは嘘ではありません。
”爽が全てを失ったのは、自分が瑠衣から逃げたせいだ”
そう言って自分を責める秋山を、爽はそっと抱きしめます。
一方、蛍太は”ママが本当のママから泥棒した”と、誘拐犯に言われたと話すのでした。
蛍太は、涙を浮かべながら美和子に言います。
「ソフトクリームのおねえちゃんが、本当のママなの?」
瑠衣は、「なんで私を探さないの?」と秋山に電話してきました。
10年前、秋山と爽が一緒にいた場所にいると言います。
「私あの日、お兄ちゃんが私を裏切るところ見てたんだよ」
第29話 瑠衣の次の標的は秋山!
瑠衣から電話を受けた秋山は、10年前に二人で会っていた公園に向かいます。
瑠衣がいつから秋山のことが好きだったのか…
それは母親を怖がる瑠衣に「俺がついてるから」と頭を撫でてくれたときから…
そう言って、美和子と蛍太の名前を出して脅し秋山をホテルに誘います。
ホテルに入った秋山は、蛍太と美和子に何をしたか聞きます。
「標的が変わっただけでまだ終わってないんじゃないの?」
”本当のママが爽だと蛍太に教えた”と笑う瑠衣の胸ぐらを掴み、怒りを抑えることができない秋山。
その頃、爽は週刊誌の張り込みのため守屋といます。
守屋は、爽のことを言いたい放題に責めます。
「今度はフリーになったあんたを使って、元彼夫婦をぶっ壊すのが目的じゃん」
守屋の言う通りでした、瑠衣の標的は秋山に変わっていたのです。
10年前のあの日、爽と秋山は公園の後、今瑠衣と秋山がいるホテルに入っていたのです。
当時その状況を見た瑠衣は、涙を流しながら朝まで待っていました。
「私に嘘ついて何してたの?ここで、2人で!!」
そう叫ぶ瑠衣は、もう可愛がっていた妹の面影はないと恐怖さえ感じるのでした…
第30話 10年前のあの日…二人の約束
感情的な瑠衣に秋山は言います。
瑠衣は妹でしかない事、あの日爽と何をしたかまで瑠衣に話すつもりはない事、
これ以上誰かを傷つけようとするなら瑠衣と縁を切ること。
10年前に爽と秋山が、偶然にも再会したあの日。
近況を話す中で、突然涙を流す爽。
「会いたかった?」そう尋ねる秋山に、爽は涙を浮かべながら「会いたくなかった」
秋山は俺もだよ…と思いながら、二人はキスをするのでした。
爽はカズに友達と朝まで飲むとだけ連絡を入れ、秋山とホテルに。
感情のままに進めてしまった秋山は我に帰り、愛撫を止め「ごめん…」と爽を抱きしめます。
一週間後、秋山はこの前のことを忘れて欲しいと言います。
「俺と約束してくれ、絶対幸せになるって」
電話を切った秋山はこうつぶやきます。
「ずっと好きだったよ、爽」秋山の目からは一筋の涙が。
お互いを想って、蛍のように気持ちを閉じ込めた2人。
そんな気持ちのまま、イタリアへ向けて飛び立って行くのでした。
第31話 美和子は常習犯
美和子は1人になると、瑠衣に電話をかけます。
待っていたという瑠衣に美和子は”爽がお母さん”と嘘ついた理由を聞きます。
それに対して瑠衣は、いずれそうなると悪びれる様子はありません。
「じゃあ、最後にお兄ちゃんと寝たのはいつですか?」
瑠衣が送ってきた動画を見て、泣き叫び取り乱す美和子。
爽の職場に、涙を流し取り乱している美和子が。
美和子は爽を見るなり指をさして、「あの女が私の旦那と息子を奪おうとしている」
暴れる美和子を見て、以前自分がカズに向かって取り乱した姿と重なってしまいます。
すると、そこに秋山が。
様子を見ていた守屋が、美和子の携帯を使って秋山を呼んだのです。
守屋は秋山に「周りをうろつかれると困る。爽は俺の女だ」と言います。
家で秋山は瑠衣から送られてきた動画を美和子に見せて…
その動画には”美和子が息子を使って万引きをする様子”が映されていたのです。
第32話 美和子の過去
美和子は両親が亡くなって、幼い弟妹と一緒に親戚の家に。
叔父も叔母も、美和子より人懐こい妹や弟を可愛がりました。
透明人間のように育てられた美和子は、ものを盗んでも誰からも気付かれません。
美和子は高校卒業と同時に家を出ます。
そんな時、職場で出会ったのが秋山でした。
今まで透明人間だった美和子の荒れていた手を、秋山は気遣ってくれます。
イタリアから戻ってきた秋山は、美和子の手を見て「一生懸命の手の子か」と思い出します。
そのことが嬉しくて美和子の気持ちは高まりますが、どうしたらいいかわからない時に現れたのが瑠衣でした。
美和子は瑠衣に会った時のことを話していきます。
兄妹仲が悪いから、会ったことは秋山に言わないで欲しいと言う瑠衣。
最初は相談に乗ってくれるいい人だと思っていたが、どんどんストレスになり、
そのストレスが万引き癖を呼び戻したと美和子は言います。
一方、守屋に路地に引っ張られる爽。
守谷は無理やり、爽にキスをします。
秋山を忘れようとして結婚、でも浮気されて、傷ついて被害者ぶっていた自分。
しかし爽の心の浮気は、旦那を傷つけていたと反省するのでした。
第33話 弥生を自殺に追い込んだのは…
痺れを切らした守屋は、爽にキスのことを気にしてるのかと尋ねます。
中学生じゃあるまいし、と言い返す爽ですが動揺が。
放置しておけない現実もあり、爽は母の病院久々向かいます。
そこで母とベンチで話していたのは、カズだったのです。
「あの子は私になりたくないの。本当は1人でいられないのに平気って顔するの。」
隠れて聞いていた爽は、母の言葉に涙が。
母はそんなカズに「あなたは爽の恋人?」と尋ねます。
「いえ、でもすごく大事な人でした」
爽とカズは久々に二人で話しました。
あの後、両親に謝りに行ったこと。
父親は許してくれたものの、母親には横っ面を叩かれたと。
強くなってる母親の姿に、カズは母親に怒られたかっただけのマザコンだったと笑って話します。
そして、「兄に執着してる瑠衣の狙いの一つは、子供なんだと思う」と話すカズ。
一方、睦月が弥生の荷物を整理していた時に、カズと爽の結婚報告はがきを見つけます。
それを見て、弥生を自殺まで追い込んだのは瑠衣だということに気づいて怒りを覚えるのでした。
第34話 弥生の日記が語る真実
秋山は瑠衣からの誘いのメールに、”まだ俺を苦しめたりないのか”と頭を抱えます。
一方、続きを話すために二人の家だったマンションに戻る爽とカズ。
そこで爽は、なぜカズがお母さんの病院や蛍太の保育園の場所を知ってたのかと聞きます。
そこに誰かかがインターフォンを鳴らし
「俺がいろんなことを知っていた理由」とカズが言うと
なんとそこには守屋が現れたのです。
カズは爽が異動になった時に、これ以上傷つくことがないように見守ってくれと守屋に頼んでいたのです。
その頃、睦月は弥生の日記の一部を破っています。
そして破った後の弥生の日記を駿に持っていくのでした。
そして、爽とカズと守屋は、瑠衣がここまで兄貴に執着する何かがあるのではと疑います。
時系列で整理した時に、秋山がイタリアに行っている間に瑠衣に何かあったのでは?というところまでたどり着きます。
そして今度は駿に手を出すんではと心配した爽は、慌てて施設に向かいます。
すると、駿は弥生の日記を見せてきました。
睦月が破ったページがあることに爽は気づきます。
そして駿が「いつもは『また来るね』って…でも今日は『元気でな』って」と睦月が言ったと。
一方、睦月は瑠衣のマンションにいます。
マンションの中だとやりたくなるから、外で話そうと瑠衣を外に誘い出した睦月。
弥生の日記を見つけたこと、そしてその中に書いてあることを話し始めます。
”あれは絶対 奥さんじゃない”
そう弥生が教えてくれたと睦月は、呼び出したカズの前で瑠衣を階段から突き飛ばすのでした…
第35話 瑠衣の知られざる残酷な過去…泉川先生の正体は?
不倫騒動が起きて2ヶ月、爽は実家に戻り母と静かな暮らしをスタートしていました。
しかしここまで事が大きくなったので、守屋には引き続き瑠衣の母親の所在など調べてもらう爽。
秋山も瑠衣の過去について別ルートで情報を集めます。
秋山がまず会ったのは泉川先生という、瑠衣と親しかった先生。
場面は秋山の自宅へと変わります。
泉川先生に話を聞いてから、秋山は心ここに在らず…
美和子の話もろくに聞いていません。
「私もうそろそろもう一人って思ったから…」
という美和子の精一杯の愛情に対して、秋山は
「ごめん、今日は無理だわ…」
我慢が限界にきた美和子は「パパの頭の中は私以外の事でいっぱいじゃない」
とだけ言い残し、蛍太を連れて家を出て行ってしまうのです。
その夜、秋山は泉川先生から聞いた話を爽に会って話します。
「彼女が妊娠が望めない体なのは知っていますか?」
泉川先生は、瑠衣が母親の虐待が原因で不妊になった事を教えてくれたんです。
しかも、10年前に爽と秋山が会っていたのを見てしまったあの日に、その結果を突きつけられていたと。
そして、場面は意識不明で入院している瑠衣の病室に変わります。
そこにはなんと驚く事に泉川先生の姿が。
「どんどん綺麗になりますね、まるであの人みたいだ…まるで殺してしまいたくなるほどに」
と言って、瑠衣の首に泉川先生が手をかけたのです。
第36話 泉川先生の約束
泉川先生を家庭教師として招いたときの回想シーンから始まります。
家庭教師までつけて、瑠衣を隠すように扱う母親に不信感を覚える秋山。
そんな秋山に、「慶一くん、悪いけど瑠衣のことはほっといて欲しいの」と瑠衣の母親。
その仕草に、子供の秋山でも母親ではなく「女」を感じ取るほど。
「うざいんだよ、ブス。愛想なし」
誰もいないところで、母親は瑠衣をなぐり、タバコを押し付け…そんな虐待を繰り返していたのです。
それでも、秋山にだけは心を開く瑠衣。
そんなある日、秋山の父親は瑠衣のタバコを押し当てられた背中を見て、本当に虐待をしているのは母親だということに気づきます。
しかし、それを受け入れることができない秋山の父親。
現実に戻り、瑠衣が入院している病院で秋山が泉川先生に、瑠衣が5年生の頃の話をし始めます。
母親が突然家を出て行って、1年くらい経ったある日、秋山の父親に連絡が入ります。
「離婚してあげても良い。その代わり瑠衣だけは返して」
そんな瑠衣の母親に、「裁判になっても瑠衣は絶対に渡さない」と秋山の父親も引き下がりません。
その話を聞いていた瑠衣が「お母さんが迎えに来るの?」と。
「そんなことはさせない、お母さんが何をしてきたか正直に話してごらん?」と秋山の父親が言うと
瑠衣は笑顔で「…なにも、されてないよ」と。
現在に戻り秋山は、「あの時本当のことを言ってくれてたら」と悔やみます。
そんな秋山に、泉川先生は瑠衣が辛い時にいつもそばにいたのは自分だと主張します。
母親の虐待のせいで、子供の産めない身体とわかり、更にはもう会わないと言っていた爽と秋山が会っていて、どん底に突き落とされた時も。
母親を突き落とした事件の時も。
母親が落ちそうになった時、一度は手をつかんだ泉川先生は自分の意思で手を放します。
それを見ていた瑠衣は「逃げて!その代わり必ずお医者さんになって、私の傷を治して」と約束をするのです。
第37話 俺はお前が死ぬほど好きだった
秋山は奥さんの美和子から送られてきた、離婚届をぼーっと見ていました。
「ウイース」今日から、秋山の店でバイトをすることになった若菜。
若菜も自分をバイトとして雇った時点で、奥さんとの別居が長丁場になることを感じていました。
バイト後、恵那と一緒に爽の家に足を運んだ若菜。
「離婚すんじゃないかな、あれ」
「お母さん、友達ちょっと送ってくるね」
爽が家を出た後、お母さんが爽の部屋に入り机の引き出しから爽の携帯を取り出します。
「一度くらいなにも考えないで、自分の気持ちで動いてみなよ」
帰り道、若菜が爽の背中を押します。
その言葉に爽は秋山にメールを送ることに…
「よっ、ちょっとでない?」思った通りに動いた結果、爽は秋山の家に向かっていました。
バイクで向かった先は、あの公園。
「俺もうわかんねぇよ、どうするのが正解だったのか…」
話し続ける秋山に、爽は「なんで名前『蛍』にしたの」と。
秋山は「お前のことずっと忘れないために」と言って爽の腕を掴みます。
そのまま秋山は爽の上に被さり、「俺は死ぬほどお前が好きだった」と。
「今だけでいい、受け止めてくれ」
その時、爽の母親は電源の入った爽のケータイの未送信メールを見て、爽の苦しみを知ります。
自分がいかに爽を苦しめていたのかを知って、母親は涙を流すのでした。
その時、守屋は会社で瑠衣の写真を眺めています。
その写真を見て編集長が、「この子知り合いにそっくりなんだよな〜あの人の娘なのか?」
「あの人って…?」と守屋が聞き返すと、
「そうだ間違いないよ…『明奈』さんだ」
第38話 心と関心は今どこにあるの?
「もう秋山といる未来を想像してもいいんじゃないの?」
守屋は相変わらず爽にストレートに言ってきます。
それに対して爽は、涙を流しながら言うのでした。
「私はどっちの気持ちもわかるの。夫の気持ちが離れた奥さんの気持ちも、父親が急にいなくなった子供の寂しい気持ちも…」
「あんたが秋山がどんだけ大事なのかわかったよ、あとは俺に任せとけ」
その夜、守屋は一真をバーに呼び出して瑠衣の母親について伝えます。
瑠衣の母親、明奈は編集長のよく行く高級クラブで働いていたのです。
そして守屋はそのクラブでママと話したことを一真に伝えます。
ママが言うには、気分次第で出勤したりしなかったり、とにかく手のかかるキャストだったとのこと。
「明奈ちゃんは…亡くなったの」
それ以上のことはママから聞くことはできなかったけど、その一連の話を守屋は一真に伝えて一言。
「今どっちのこと思い出してんの?元嫁と愛人」
「元嫁に決まってるでしょ?謝っても謝りたりないですから…」一真は即答します。
それからも瑠衣と母親の事件について二人は話続け、
その帰り道、「明奈はまだ生きてる。そしておそらく瑠衣は彼女を探してる」
週刊誌の勘で、あのクラブのママはお金を握らされていると守屋は言うのです。
「それを知ったところで俺のできることなんて…」そう答える一真に、
「あんたの心と関心は今どこにあんの?」守屋は言います。
一人帰りながら一真は、瑠衣のことを思い出しながら気づくと病院に向かっていました。
「大嫌いだよ…お前なんか」ベットで幸せそうに眠っている瑠衣を見て、泣きながら一真は言うのでした。
一真が帰ったあと、瑠衣は母親の夢にうなされ目を覚まします。
果たしてこのあとどうなるのでしょうか…?
第39話 やっとこの家に戻ってこれた…
「転院させたってどういうことですか?」
秋山は突然の泉川先生の電話に驚きを隠せません。
泉川先生が言うには、瑠衣の記憶が一時的に混乱しているとのこと。
「瑠衣のことを私に任せてもらえませんか?」
そんな中、秋山に奥さんからメッセージが入ります。
”私には興味がないんですね”
こんな状況になっても他の女、子供のことばかり心配して自分を見てくれない秋山に奥さんは試してきます。
その一方で爽が家に帰ると、母親がメモを残していました。
”爽には幸せになってほしい。一番好きな人と。”
その横に高校時代のガラケーがあり、爽は全てを悟りました。
涙が止まらずベッドで俯いていると、秋山から電話が!
タイミングがいいんだか、悪いんだかそう思いながら爽が電話に出ると、
「お前に…会いたい」
うっかり甘い未来を想像してしまう爽は流れで会うことになります。
いつもの公園で飲みながら秋山は言います。
「離婚すっから」
あくまでも爽のせいでなく、奥さんを大事にできなかった自分のせいだという秋山。
そして二人は昔話で盛り上がります。
その流れで昔の約束を思い出し、秋山はつい爽にキスをしそうになりますが、
「ダメだ…ちゃんとする、いろいろと」
そのまま秋山の店に戻って飲み直す秋山と爽。
なんとそこに現れたのは、目を覚ました瑠衣と泉川先生だったのです。
そして記憶の戻らない瑠衣は、あろうことか爽に髪を二つに結んでほしいと頼みます。
驚きを隠せないながらも爽は瑠衣の髪を結んであげます。
そして帰り際、「お姉さん、ありがとう」瑠衣は笑顔でそう言うのでした。
昔の憎たらしい瑠衣はどこにもいなくて、この怒りをどこにぶつけていいか困惑する爽。
そしてその夜、家に泊まった瑠衣を心配して秋山が声をかけます。
すると漏らして泣いている瑠衣は、秋山に抱きつき不穏な笑みを浮かべるのでした。
第40話
※最新話の更新をお待ち下さい。
「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」の各サイトでの配信状況
2020年8月時点での各サイトでの配信状況をまとめます。
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※最新の配信状況は各サイトでチェックしてください。
「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」漫画を無料で読む方法
「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」は2020年8月現在、まんが王国で独占先行配信されている作品です。
「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」を全巻お得に読む方法を詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にどうぞ。
「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」の漫画の口コミや評判
「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」の漫画の口コミや評判をまとめます。
主人公たちが誠実だからこそ、周りを傷付けてしまっていて、考えさせられます。体の不倫も心の不倫も嫌だけど、課金続ける予定です(笑)
ウチの旦那さんは大丈夫なのか?と心配になってきた。まだ回収されてない伏線もありますし、この先を楽しみにしています。私的には、今更だけど少しずつお互いを知り始めた爽とカズが戻ってほしい!!!!
ドラマと漫画違いすぎ!これは漫画の方が断然面白い!!!瑠衣はまだまだたくらんでるよね?この漫画、結末来るのか心配になる(笑)
とても絵が綺麗で見やすいです。 初めは不倫のドロドロな話かな~なんて思っていたら、えっ…そんな過去が!? えっ…まさかこの子の親が…!?っと、 次から次へとすごい展開に。。。
リアルにありそうな話だと思います。 漫画だし設定がありえな過ぎる!って意見もあるみたいですが 表面上は見えないだけで実際にはそこらへんにゴロゴロ転がってると思いますよ。
大好きな丘上先生が新ジャンルのラブサスペンスに挑戦!との前ふりで凄く楽しみに待ってました。まだ一話の段階ですが、終盤でえ~!!の展開で、これはクズ人間ばかりなのか?誰も信じられなくなりそうな展開…ヒロイン負けるな!
いい加減に、爽のターンにしてやって!!!! 秋山とくっつけてあげて!!! ルイしつこいーーーー(笑)
「ギルティ〜この恋は罪ですか?〜」ドラマ化決定!原作漫画ファンの声は?
🎥第1話最新映像🎥
裏切りだらけの”ドロドロ”な人間関係と主人公・爽の揺れ動く”キュンキュン”な恋模様を描く【新感覚 #ドロキュン ラブサスペンス】🌹💋
4月2日木曜よる11時59分スタート💥
主題歌は #Toshl 「BE ALL RIGHT」😎🤞#新川優愛 #町田啓太 #中村ゆりか #神尾楓珠 #小池徹平 #ギルティ pic.twitter.com/6TkGeGieoh— 新ドラマ・ギルティ〜この恋は罪ですか?〜【公式】4月2日(木)スタート (@guilty_drama) March 26, 2020
新川優愛が主演で、4月2日木曜よる11時59分からスタートすることが決まった「ギルティ〜この恋は罪ですか?〜」
この物語のポイントはズバリ!
・登場人物の過去(トラウマと恨みの連鎖)をうまく利用する黒幕
心の浮気をする爽と体の浮気を重ねる一真、読んでいる方からするとどっちも悪いって思ってしまいますが、その両極端な二人が原作漫画のサブタイトルの真意です。
原作漫画の「鳴かぬ蛍が身を焦がす」の意味は?
原作漫画のタイトルにも入っている、「鳴かぬ蛍が身を焦がす」
これは、ことわざの「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」から引用しています。
意味は、口に出してあれこれ言う者より、口に出して言わない者のほうが、心の中では深く思っていることのたとえ。
つまりこの漫画でいうならば、瑠衣とカズが体の関係を持って浮気をしていたが、婚約指輪もつけずいつか初恋の秋山に会えるのではと期待していた爽の心の浮気の方が、心の中では深く思っている。
ということを作者は言いたいのかなと詮索しています。
心の浮気と体の浮気果たしてどちらが重罪なのか?
ドラマでもしっかりと伝えてくれるのではと期待しています。
そしてドラマが進むに連れて、頭が混乱してくるのは間違いなく登場人物関係性が見える「相関図」です。
ギルティの関係性相関図を整理!
原作である漫画でも、登場人物が34巻の中で関係性を整理する場面が出てくるほどです。
2020年8月現在、最新刊である36巻まででわかっている関係性はこちら
簡単にまとめただけですが、この関係性を利用してこの物語の黒幕は動いていきます。
ここには書ききれないほどの、それぞれが恨む理由があり、それぞれの秘密があります。
その中でもキーとなるのが
- 一真(小池徹平)の元妻の弟が睦月で、睦月は姉を捨てた一真を恨んでいる
- 秋山と瑠衣が義理兄妹で、瑠衣は秋山のことが好き
この関係性と恨みが、周りまで巻き込んでいく、ドロキュンラブサスペンス!
ストーリーが進めば進むほど、主人公・爽に近づいてくるやつみんなが裏切り者。
とことん裏切られていくヒロインに、心が痛く…それでも強くなっていくヒロインを応援したくなる、そんなストーリーです。
ドラマの前に、誰が黒幕か知りたい方は、こちらからお得に原作の漫画が最新刊まで読むことができますよ。
\最新刊までお得に読むならココ/
「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」の作者・丘上あいとは?
「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」の作者は丘上あい先生です。
- 名前:丘上あい
- 年齢:不明
- 生年月日:1月25日
- 出身地:東京都(山形県育ち)
母は女優の萩生田千津子で、第9回デザート新人まんが大賞で佳作を受賞。ギルティでは複数月で月間総合ランキング1位を獲得する人気作家。
代表作に
- ハニー!!
- やさしい子供のつくりかた
- きーちゃん先生の事情
などがあります。
Twitterをされているので、フォローしてみてはいかがでしょうか?
【重大発表】今まで応援してくれた皆様に、ようやくこのお知らせが出来る日が来ました。どうか最後まで観てください。不安になるニュースばかり流れている中での発表にはなりますが、少しでも喜んでもらえたら嬉しいです。
動画制作@masamiyoko
楽曲制作@Kaga_Manabe pic.twitter.com/sLnG3C2EUg— 丘上あい (@okaueai) February 29, 2020
まとめ
「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」は2020年8月現在まんが王国他8サイトで配信中です。
こちらの記事ではネタバレについても触れましたが、この漫画はぜひ絵付きで読んでみてください!
主人公の幸せをなぜここまで奪っていくのか、誰が味方で誰が敵なのか、最後までわからない、そんなスリル満点なおすすめ作品ですよ!
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